読書のリハビリはショートショートから
母が亡くなって1か月以上が経過し、やっと本を読もうという気持ちになってきました。しかし、ここのところ小説から遠ざかっていたので、集中力が続かず…「もしかして、大好きだった本を読めなくなっちゃった??」と不安に。
いろいろ手に取ってみて、これは読書といえど長くしていなかったらなリハビリが必要かもと思い始めました。
やっと楽しいと思えて読めたのは、ショートショート。著者には申し訳ないですが、タイトルのくだらない感じがいいなぁ~と思って手に取った一冊です。
トイレで読む、トイレのためのトイレ小説 [ 雹月 あさみ ] 価格:1,320円 |
1分程度で読める短い話と5分程度で読めるちょっと長い話、全31話が収められています。タイトルは気に入りましたが、全部、トイレが舞台なので、話に変化があまりないのでは?と期待はしていなかったのに、「よくぞここまで!」と著者の想像力に脱帽してしまいました。
トイレを舞台に、恋愛、SF、ミステリ、コメディ、アクション、サスペンス…。「あれ、落ちは?」と思う話もありましたが、ほんの短い時間で、笑ったり、どきどきしたり、しんみりしたりと、体験できないことを体験できる本の楽しさを堪能しました。
ふた巻き目も入手。
トイレで読む、トイレのためのトイレ小説 ふた巻きめ [ 雹月 あさみ ] 価格:1,320円 |
どんな、トイレ話が繰り広げられるのか、楽しみです。