今日も素敵な本びより

~本の紹介を中心とした雑記ブログ~

読書のリハビリにぴったりの作家さんを見つけました!

長く小説を読まないでいたので、ショートショートで読書のリハビリに取り組んでいます。やっぱり、大好きなことでも遠のくとできなくなってしまうのだなぁ~と。だけど、大好きなことには変わりないので、楽しく読めそうなものからチャレンジ中です。

ショートショートといえば、星新一さん!という世代なのですが、手元になかったので本屋さんへ。しかし、小さな本屋さんに行ったせいか、そこにもなかったので、他に何かないかと店内をうろうろして、とても引き付けられるタイトルの本を見つけました。

その名も『おとぎカンパニー』。

おとぎカンパニー [ 田丸雅智 ]

価格:1,540円
(2020/7/2 20:21時点)

表紙にはスラリとした赤ずきんちゃんらしき人物、白雪姫の鏡っぽいもの。そして帯には「現代のショートショートの名手が大胆にアレンジ!」の煽り文句。おとぎ話や昔話をたくさん読んでもらって育ったので、それらがどうアレンジされているのだろうと興味を覚え、躊躇なく購入。

とりあつかわれているおとぎ話は14編。白雪姫、裸の王様、ラプンツェル、金の斧、赤ずきん、人魚姫、ジャックと豆の木幸福の王子ヘンゼルとグレーテル、王様の耳はロバの耳、眠り姫、小人と靴屋ハーメルンの笛吹き男、マッチ売りの少女。どれも現代的にアレンジされています。

気軽に読み始めたのですが、最近、仕事がうまくいかないので、仕事にまつわる話「同期で一番」(白雪姫)、「眠らせ姫」(眠り姫)、「豆の木マンション」(ジャックと豆の木)の3作に心をぐさり。小説を読んで、教訓とかにはしたくないのですが、おとぎ話がベースになっているからなのか、素直に「正直に、真面目に生きよう」なんて思ってしまいました。

1作、20ページくらいなので、ちょっとの時間で読めてしまい、寝る前に読み始めて、「もう1作だけ…、もう1作だけ…」とやっているうちに、一晩で読み上げてしまいました。次の日の仕事が、きつかったのなんのって…。

日本昔ばなし編もあるので、これは仕事が休みの前の晩に読もうと思います。

おとぎカンパニー 日本昔ばなし編 [ 田丸雅智 ]

価格:1,540円
(2020/7/2 20:37時点)

若いときには、本を読んでいるうちに朝になってしまっても何てことなかったのに…と言うとおばさんくさいですが、本を読むにも体力がいるのだということを、しみじみ感じています。