今日も素敵な本びより

~本の紹介を中心とした雑記ブログ~

お片付け下手が、1日1捨て実践してみます。

ぼちぼちお片付けをしていますが、なかなか物を捨てられない性分なので、物が減らず、収納できず、置きたくないのに床置きが発生。これではダメだと、ば~っと片付け、また散らかるという悪循環。

今までお片付けに関するいろいろな本を読んで、"断捨離”だとか"ときめき”だとか実践してみましたが、その時だけという…。

しかも、母が亡くなったので、自分の荷物以外も片付けないといけないという現実。しかし、自分の物ではない物って本当に捨てにくいです。本人の意思が分からないのもあるけれど、思い出とかが浮かんできて手が止まってしまいます。

捨てることを諦めて、本棚の本をもう少し上手に収納できないかと試行錯誤している時に出てきた絵本が、こちら。 

このあと どうしちゃおう [ ヨシタケシンスケ ]

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亡くなったおじいちゃんが残したノートに『「じぶんが しょうらい しんだら どうなりたいか どうしてほしいか」が いっぱい かいてあった』
『うまれかわったらなりたいもの』や『みんなをみまもっていくほうほう』『こんなおはかをつくってほしい』など、死を取り扱っているのに、重たくなく、くすっと笑いながら読むことができました。
しかし、死について、残された者の生き方について考えさせられる内容でもあり、生前、死を覚悟していたであろう母が、ぽつぽつと伝えてきたことを思い出しました。

葬儀やお墓のこと、法要のことなども言っていましたが、何より自分の物を片付けできないことを何度も謝っていました。
病気が分かった後、少しは一緒に片付けをしたのですが、その時は、まだそこまで切羽詰まった状況ではなく、また元気になって続きはするつもりだったようで、捨てさせてくれなかった物もあったり、手を付けていない場所もあったりしました。

入退院を繰り返すようになってからは、「私がいなくなったら、いらない物は気にせず捨てて」「いらない物ばかり残してごめんね」など言うようになりました。
母が亡くなることを考えたくなくて、口では分かったと言いながら理解はできていなかったし、母の気持ちを汲んであげられていなかったと今更ながらに思います。

他にも「何もいらないけど、朝晩、手をあわせて」「これだけは叔母(母の妹)にあげて」「人の役にたつ人になって」「いなくなっても見守っているからね」など言っていたことを思い出し、残していってくれた気持ちを大切にしていきたいと思わせられました。

少し重たい内容になってしまいましたが、この絵本を読んで、母の心残りを片付けないといけないということに気づき、どうすれば物を捨てられるかを考えた結果、1日に1つ、何かを捨てようと決めました。

決めたルールは、かなり自分を甘やかしたものですが、次の5つです。
・1日1つ捨てる
・週に1回はお休み可
・週に1つは自分の物も捨てる
・どんなにくだらないものでも可
・別の日に同じ物がでてきて捨てても、カウント可

あとは、写真を撮ろうとか考えましたが、それが面倒になる可能性が高いので、何を捨てたか、このブログに記録することにしました。公開することで自分を追い詰めようという作戦です。
昨日から始めたのですが、まずは迷わず気楽に捨てられる物からと思ったら、本当にいらない物がたくさんあるのに気づかされました。しかし、最初に頑張りすぎると絶対に続かないので、どんなに目についても1日1つは変更せず、捨てていきたいと思います。ぱっと見た限り、1か月くらいは、間違いなく続けられそうです。

【捨てた物】
7月11日 ブタの形の落し蓋(いつ使ったか分からないくらい埃まみれ…)
7月12日 調味料の空瓶を4つ(いつか詰め替え用を買おうと思ったまま何年か…)