今日も素敵な本びより

~本の紹介を中心とした雑記ブログ~

何も考えないというのは、とても難しい

入院中だった母が、5月に亡くなりました。

4月の半ばから、新型コロナウィルスの影響で、面会禁止になりました。
亡くなる1週間前に病院から呼び出しがあり、特別に1人だけ面会が許されました。
仕事を休み、父と交代で泊まり込み、声をかけ続けました。

今まで、何度も危ないと言われ、その度に、先生が不思議に思われるくらい元気になっていたのですが、今回は、元気な姿に戻ることはできませんでした。

面会禁止になるまでは、意思の疎通もでき、食事も好きなものなら少量ですが食べることができていたので、会えなかった1か月がなければ、もっと、いろいろなことをしてあげられたのにという気持ちがあります。

今でも、まだ病院にいて、会えないだけだと錯覚することもありますが、遺影を見れば、本当にもう会えないのだと、辛く悲しい気持ちになります。
仕事に行っている間は、いいのですが、少しでも時間があると、「あれもしてあげたかった、これもしてあげたかった」「いい娘だったのだろうか?」など考えては涙がこぼれてしまいます。何も考えずに過ごすというのは、とても難しいです。

しかし、母は、からっとした性格のお日様みたいな人だったので、いつまでもジメジメしていると心配をかけてしまいそうです。少しずつでも気持ちを切り替えていきたいと思っています。